
沖縄を旅する旅人に、ぜひお勧めしたいのが、旧暦旅行。
沖縄にはカレンダー通りの新暦(太陽暦)と、旧暦(太陰太陽暦)の2つの暦が存在しています。
旧暦は月の満ち欠けに基づいた暦であり、沖縄でいう年中行事は、この旧暦に沿って行われます。
旧暦は1年は354日なので、新暦との間には1年に11日の差が生じるため、約33ヶ月に1回、1ヶ月を足して新暦との差を調整します。
即ち1年が13ヶ月になる年があります。この足された13ヶ月目の月のことを、沖縄ではユンヂチ(閏月)と言って、
ユンヂチの2度目は神無月にあたるので、神がいない月。つまり先祖たちの目が届いていないから、何か新しいことを始めるのに良いとされ、
この年は仏壇位牌を新しくしたり、結婚に向いているとされています。
面白いことにこの旧暦は、月の満ち欠け、即ち潮の満ち引きという、海に囲まれた島ならではの生活に密着する情報を伝えています。
結婚や結納などおめでたい行事も、干潮から満潮にかけての時間帯に行われるので、県民手帳には旧暦と干潮満潮、月の満ち欠けが記されているくらいです。
今はカレンダーがあり、自分で計算する必要もありませんが、昔の人たちはこの干満を計算法から割り出していたそうです。
計算法はいたってシンプル。旧暦の日に8をかけた数の十の位が時(hour)を表し、一の位に更に6をかけた数が分(minute)を表しています。
例えば旧暦の11月10日とすると、10×8=80 0×6=0 干潮は日に2回、12時間ごとに繰り返すので、8時00分と20時00分が干潮。
満潮は干潮の6時間おきなので、午前2時と、午後2時が満潮となります。
この目安で、自分の住む地域の海が、この基準からどれくらい誤差があるのかを知っておいて、漁に出たり、様々な行事が行われていたのです。
沖縄に旅をするときには、ぜひ旧暦の行事に合わせて旅をしてみては!
これから来る旧暦行事は、新暦1月22日のム―チ―。月桃の葉にくるんだ鬼餅(ム―チ―)を各家庭で作り健康祈願をします。
スーパーにも餅がたくさん並び、この日はム―チ―の香りが漂います。
そして旧正月(新暦2月14日)は特に漁師町では大々的に祝われ、漁港には大漁祈願の色とりどりの旗をなびかせた漁船が現れ、さまざまな町村で大綱引きなどが行われます。
そして新暦4月16日の浜下り。県民総出?で御重を持って海に現れ、女性は身を清めます。
行事期間中は市場やスーパーでは、行事料理のための食材や関連グッズが並び、一味違った体験ができること、間違えなし。
旧暦を調べるには、沖縄リゾートダイアリーがお勧め。今年は名嘉睦稔さんの作品が表紙!
http://www.ocvb.or.jp/card/ja/0600001213.html





